ネパール旅行 その14

さて、ネパール旅行最終日の朝。
やっぱり、朝4時ちょっと前に目が覚める(^^;
比較的、この地域は朝が遅そう。だって、静かだもん。

ということで、アホな私はまたネットで日本のラジオを聞く。
投稿するという、朝の日課をこなしつつ?
荷物を直ぐ持って出られる様に、綺麗にしまい込みました。

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ネパールは、ネパールルピーが残ると両替するのは難しいので・・・。
残ったルピーを数えつつ、近所にある日本人の方が経営するお土産屋さんに
行って購入するために二人の手持ちを一緒にしました。

問題は、パタンからカトマンズの国際空港までのタクシー代が幾ら必要なのか?
ということ。タクシーはメーターはありますが、ほとんど止まっていると思った方が
無難だったりするのです。

現地人は安く。
外国人は高く。
観光客は、もっと高く(苦笑)

実際に、空港まで現地人は400Rp
現地在住外国人は1000Rp
観光客は1200Rp
とか、言われています。

まあ、しっかり英語で交渉すれば観光客でも800Rpくらいには
平均で下がるらしいので言い値で乗る必要は無い訳です。

ただ、今まで読んできてくださっている方はお分かりの通り。
50~100Rpあれば、ローカルフードで一食食べられる訳ですから。

100Rpあれば、それなりに買えるし。
幾ら残すか悩む所だったりするのです。

悩みつつ、玄関が門限が終わって開くのを待ちます。
向かいの揚げ物屋さんも、まだ開店準備中でオカンが紅茶飲みながら
鍋を出したり揚げ物の種をかき回したりしてました。

このお店、開店すると物凄い混みようでびっくりしたのですが。
やっぱり、7時過ぎ頃まではお客は居ませんでしたね。

パタンの朝は、バクタブルと違って遅い様です。
玄関はまだ開かないかしら?・・・と外に出たくてうずうずしていたのですが(笑)

見に言ったら、玄関あ開いた所だったので食事前に少し散策に行く事になりました。

雨が降っているのですが、面白い事に気がつきました。

身なりが良く、靴も綺麗な物を履いている方は傘を差して歩かれています。

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一般的な服装の方は、サリーの肩から垂れている布を頭から被ったり。
ネパールの服のストールを頭に巻き付けたり。
子供など、雨を気にせず歩いている子も多かったです。

バクタブルでは、朝6時にもなると人が多く出歩いて道ばたいっぱいに敷物などを
敷いて朝市になっていたのですが・・・。

この辺り、6時半でも人がまばら。
あまり、お供え物を持って歩く人も見かけません。

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お店もほとんど、開いていません(^^;

道には、ゴミが散乱して汚い状態に。
これは、昨夜飲んだチャー(マサラティー)のお店の前。
売れた分だけ、カップがゴミになっている模様。

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飲みたかったチャーのお店も、まだまだ開店準備中。
旦那、どうしても飲みたかったらしく
「もう開いてますか~?」と聞いて、チャーを2杯たのんでいました(^^;

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私たちが注文してから、座っているとお店の子供がお父さんのお手伝いでしょう。
テーブルを出したり、パラソルを差したり。
昭和30年代の日本の様に、お店の子は子供手伝うのですよね。
素敵な大人になるんだよ~!

と、思いつつ。子供さんのお手伝いの様子を、出来上がったチャーを眺めながら飲んだ私。

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帰る頃には、お店の前にも机と椅子、パラソルが設置されていました。
早く来ちゃってすみません(苦笑)

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と言う訳で、寂しい雰囲気だったので・・・。
ホテルの食事の時間にもなったし、もう少し後で出歩くことにしてホテルにとんぼ返り。

すると、もうホテルの前の揚げ物屋さんが開店していて。
物凄い人だかり!かなりの繁盛店の様です。

朝食を持って来て貰うまで、上からお店とお客さんを眺めて居たのですが
あまりに人間模様が面白かったので沢山の写真と動画を撮影してみました。

動画の方が分かり易いので、どうぞご覧ください。

実は、この御方。
昨日、オチビさんを抱いてこちらを見て微笑んでくれたので・・・。
ホテルの中からでも、安心して撮影できました。

まずは、昨日の様子から♪

そして、今朝の様子。
上から、撮影した物と・・・後で撮影した物を両方載せて見ますね。

実は上からのアングルの物は、ホテルの3階の食堂?から撮影したのです。

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ここで、食事だったわけですが・・・。
誰も居ないの(><)
待っていたら、ホテルの方がいらっしゃって
「紅茶とコーヒーどちらにされます?ミルクは入れますか?」
と聞かれたので。
「紅茶お願いします!」と言ったのですが・・・。

出てきたらコーヒーだった(涙)

その昔、発音が変テコな頃は違う飲み物が出てくる事はありましたが。
何年ぶりでしょうか・・・これって、自信を持って「相手が英語が出来ない」
と断言させて下さい!

旦那には、お前の発音が悪いんじゃない?と馬鹿にされるし。
朝から、ちょっと凹みました。
旦那には、紅茶が出てきたんですよ~(><)

悔しぃぃいいいい~!!
と言う訳で、朝食が出てきたのですが・・・これ、朝食?
ガーン!!!

シリアル山盛り~、牛乳無し。フルーツ。そして、マンゴジュース。
暖かい食べ物無いの?ゆで卵が何となく温かいくらい(爆)

って・・・家畜の餌かぁ!!!とか、突っ込み入れつつ食べていました。

目の前の外人さんたちも、ほとんど残していましたよ。
まさか、朝からボソボソシリアル(甘くも何にも無いプレーンの物)を
ドンブリ山盛りだされてもねぇ・・・厳しいわ。

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後から知ったのですが、このホテル。
全世界の朝食を日替わりで出しているのだそうです。
ということは、これもどこかの国の朝食ですよね。
アタシ、何でも食べる女だと思っていたけれど・・・これは嫌だ(爆)

お腹も空いてるし。
飲み物も不本意な物が出てきたし。

自棄になって、速攻向かいの揚げ物屋に突撃することにしました。
朝から揚げ物かよ!と言う割に、旦那も食べるそうです(^^;

下に行って気がついたのですが・・・揚げ物揚げてる方。
どこに腰を下ろしているんですか(^^;
凄いなぁ~。

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と言う訳で、待つ事30分ほど。

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やっと空いてきたので、一番売れていたまん丸い物体を注文。
食べてみましたけれど・・・何も味の無い、衣だけ?フリッターみたいな物体でした。

私らには、おいしさが分からないよね(^^;
と、笑いながら他の商品も見ていました。

この紅ショウガみたいな揚げ物は何だろうね?
甘食みたいなのは?

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色々と、楽しく眺めてたのしんで・・・。
のんびりしつつ、店を出ました。

そんなにお腹には溜まりませんでしたが、午後からは機上の人になるし。
これからは、三食キッチリ食事が出るので少しお腹空かし気味で十分ですよね。

折角なので、ほとんど歩いていないパタンの街を歩くことにしました。

ホテルの前は、主要な通りなのですが。
こんな感じ。
まだまだ、未発展ですね。上の電線が凄いです。

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勿論、ヒンズーの小さな寺院があり。
お参りする方も、少しですがいらっしゃいます。

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中に、人が居るのかしら?
傘の置くところが無いので、こうやって置いて有るのでしょうか?

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お花はお供え用ですね。

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ダルバール広場に行けば、朝の宗教音楽家さんの演奏が開始されていました。
こちらは、初めてみた女性の集団演奏

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ダルバール広場には、鳩がいっぱいです。
なぜ鳩がこんなに居るのだろう?と謎に思っていたのです。

バクタブルでは、お供え物に生米を置くらしく。
それを鳩が食べて居るので、沢山いましたが・・・パタンではそんな風景は
全く見かけません。

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ん?あれ??
何か、鳩の餌を撒いている人が居るみたいです。

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ほら!やっぱり!
鳩の餌売りのオバチャンがいました!
そこから、鳩の餌を買って撒いているのですね。
なるほど、鳩が居る訳ですわ。

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その横には、水場があり。
やっぱり、皆さんそこで水を汲んでいます。
こんな都会でも、水道が無い家が多いのでしょうね。

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朝のダルバール広場の人通りはこんな感じ。
早朝に見た時は、ゴミだらけでしたが・・・すでにゴミは綺麗に撤去されています。

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そうそう!
こんな感じで、掃除人たちがリアカー?を引いてゴミを集めて回っています。
多分、汚れ仕事をする方が一番カーストが低いのです。

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不接触カーストの筈。
要するに、触ると汚れが移ると言われるカーストでして。
上位カーストの人が触れた場合、汚れを取り除く為に清める必要があると言う。

事実見て下さい、絶対にカースト高そうな夫婦はこの避けっぷり。
しかも、かなり迷惑そう。

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少し離れた所を歩く、この女性も汚い物でも見る様な顔をして見ています。

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これが、この国の実情なんでしょうね。
逆にゴミを集めている皆さんは、道いっぱいに広がって歩き。
楽しそうに、大きな声で談笑していました(^^;
たくましいわぁ~!!

子供たちも、かなり貧富の差が出ています。
朝のチャーのお店の子みたいに、お店の手伝いをする小さな子供が居るかと思えば・・・。

学生でも、かなり身なりが良く。
こんな子たちも・・・。

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寺院の上に登り、キャーキャー楽しそうに騒いでいます。
多分、高校生かな?

何しているか分かりますか?

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実は、誰かがデジカメを持っていた様でして。
写真を撮りあって、楽しそうに液晶画面をみていました。
この国でのデジカメって・・・日本と購入金額が変わらない筈なので。
それなりのお勤めの方でも、収入1ヶ月分よりちょっと多いのでは?

こんな物を玩具に出来る富裕層の子供たちも、実際存在します。

あまり、のんびりしているとお土産を買う時間が無くなるので。
早目にホテルに戻り、ホテルの近所にある日本人女性の経営するお土産屋さんに
行く事にしました。残りのルピーで、旦那の職場用のお菓子を買う予定。

ホテルへの道を戻りながら、脇道も少し散策してみることに。
ホテルのある表通りは、古い日本車とか。
インド製の車など、かなり古い物や使い込んだものが多く走っていたのですが。

あらら?裏道に入ったら閑静な住宅街化してきました。

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車もかなり綺麗で、高級そうな物がならんでいます。

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もしかして、パタンはバクタブルと反対で・・・。
裏通りの方が、騒音も無く落ち着いているから高級住宅街化しているのでしょうか?

はなのいえのガイドさんに教わったのですが、ヒンズーのお寺は自分の村や、出身で違ってきて。
自分の神様のお寺を拝むそうですから。
この辺りに住む方の為の寺院も有るはずです。

少し歩くとありました!
立派で綺麗な寺院。
しかも門前に並ぶ、お供え物の売り子さんも雰囲気が全然違うし。
売っている物も、かなり高級。

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いやぁ~、ホント。凄い世界を見た気がしました。
寺院の中の水場も、清めの為に使っているらしく。
水を汲む姿は、一人も見かけず。

しかも、水の出ている部分。
色まで塗ってあって、綺麗です。

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何となく、この区域は居心地が悪く。
直ぐに、出てホテルに戻りました。

そして、手持ちのお金を持って。
ホテルから100mくらい行った所にある、お店に到着。

どこのお土産屋さんより、包装も綺麗ですし。
日本に持っていって、ばらまくには丁度良さそうです。
お値段も比較的安価です。

ここで、残りのお金を散財することにしました。

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色々と買いつつ。
見ていると、試食もあるので食べてみて下さいね~。
と、オーナーの方が話しかけて来てくださって色々とお話を聞く。

無難なお土産を買い。
それでも、かなりルピーが余っているのでヤクミルクを使った名物石鹸を買い。
ヤクの毛で作ったという、ショール?膝掛け?を見つけて
「うわぁあああ~!高いンだろうなぁ~!」と思って見た所。

あれ?600Rp!?
日本円で600円程度。

安!!

見ていたら「私も使っているんですよ。軽くて温かくておすすめですよ!」
と、オーナーさん。

旦那も冬に足元が寒いので、職場用に買うというので。
大判のショールを2枚買いました。
ヤク毛100%なのに、1枚600円。
嘘みたいなお値段に、大感激でした。

買い物をしながら、旦那が
「あの、空港までタクシーでどのくらいで行けますかね?」
と聞いていました。
「ああ、ルピー残したく無いですよね。家の従業員に聞いて見ましょうか」
早速聞いていただくと、その方は400Rp有れば行ける。
というのですが、その話しにオーナー驚きを隠せない模様(^^;
「え?アタシは1000掛かったんだけど~ぉ!」
って、思わず大爆笑!!

タクシーの運ちゃんって、相手を見ているんですよ。

「じゃあ、貴方!タクシー探してきて!このお客さんが、今日空港まで行くから
 400Rpで行ける様に交渉してきて頂戴!」

と、従業員さんに指示してくれたので大助かり!
400Rpのこして、後は全部ここで買い物をして。

急いで、ホテルに戻って荷物を持ってくる事に。

ホテルに戻って、お土産を詰め込んでホテルを出発です。
「もう1泊、バクタブルに居た方が良かったなぁ~」
言い続けるダンナに、笑いながらチェックアウトしました。

お店に行くと、日本の事をネパールの従業員さんから色々と聞かれました。
やっぱり、富士山が世界遺産になったことに対して
やっぱり興味を持ってくれているみたいです。

話している間に、タクシーがやってきました。

一瞬、苦笑い。
軽自動車で、尚かつボコボコで。
座席は破れて、内側の布が取れて地が丸見えな場所も。

あはははっ!
座ったら、ジャリッと椅子が。ブッ!

これだから、400Rpなのね。
旦那は、乗る時に「空港まで400Rpですよね」って確認していました。

お店の方に、値切って貰ってタクシーを呼んでくれた事にお礼を述べつつ。
空港に出発です!

相変わらず、凄い渋滞と混沌とした運転。
これで、良く事故が起きない物だと思いますが。
皆さん、クラクションでコミュニケーションを取っているとしか思えません(^^;

無事、空港に到着し予定通りの400Rpを支払い。
これにて、ネパールを離れます。

まあ、ここからがまた面倒だったのですが(苦笑)

続きは、また次回!

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ネパール旅行 その14 への2件のフィードバック

  1. kei のコメント:

    掃除の人を汚らしい物でも見るような嫌な顔の女性
    なんだか、、悲しいですね。人に上下などないんだぞ!と
    言いたくなります。^^;

    混んでいる揚げ物、さぞ美味しいのだろうと思っていたら
    それほどじゃなかったんですね~、なぁんだ。
    やっぱりお国柄で味も好みも違いますもんね。

    帰りのタクシー400Rpだったのかな
    道路はほんと、混沌としてますね。
    前にニューヨークでタクシーを使って観光したときも同じように、、もっとかも
    まぁ~~~クラクションを鳴らし続けていて
    うるさかったこと!参った記憶があります。
    降りるときに、なぜあんなにクラクションを鳴らすのか?と聞いたら
    危ないからだって。。確かにねそうかもしれないけど・・疲れてしまいましたよ。(ーー;)

    • yuki のコメント:

      >keiさん
      こんにちは!
      本当に、私たち平等の世界で生活している日本人からしてみたら
      この顔とこの態度は気持ちの良い物では無いですよね。
      これが、彼女たちの現実だと言う事を目を背けず紹介することで
      少しでも変わっていくのを願うしか私には出来なくて寂しいです・・・。

      そして、揚げ物屋さん。
      ドーナッツ型の物は、そこそこ美味しかったですが。
      あの味も素っ気も無い物が、なぜ美味しいのか謎でした(^^;
      やっぱり、多少は国民性って物があるのだろうなぁ~と思いました。
      私達夫婦って、何でも行けるタイプなので(苦笑)

      そしてそして、アメリカでもそんな状態でしたか!
      そうそう、クラクションで耳が痛くなって「あー!もうやめて!!」
      と言いたくなりました。

      やっぱり、危ないからなんですって。所変わればですが、つかれますよね。
      ありがとうございました!

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