(カンボジア旅行記の続きです)
ホテルに戻った時には、既にホテル一帯が停電していまして。
電気に困らない様に、発電機を回して下さっていたのですが・・・。
停電終了になると聞いていた時間になっても、停電が復旧しない。
基本的に良く有ることらしいですが、発電機の稼働音が響いているので
きっとこれ長く続くのだろうなぁと思っていました。
お夕飯は、ご近所のお総菜屋さんでハーブなどを混ぜ込んだサラダと。
炭焼きのお肉(何でも構わない)をお願いしていました。
それで、ビールでも飲もうかと^^;
所が、停電が終わらないと発電機を回したままホテルを開けられないというので
奥さんが困っておられたみたいです。
お迎えの時間が近くなったので、外に出たらそう仰っていました。
乗馬クラブまで、送り迎えをアンさんに頼んだそうでして。
こちらに来る時に、お総菜をアンさんが買ってきて下さるとか。
待っていると、しばらくしてアンさんが来られました。
巨大パックの総菜を3つも手に持っています。
こ・・・これって(苦笑)
一瞬呆然としましたが、奥さんが和やかに受け取っていたのでご家族の分も
あるのだと納得しました。
私は、トゥクトゥクに乗って乗馬クラブにGO!です。
このホテルのお客さんは、乗られる方が多いらしくて馬に乗ったままホテルに戻れるとか。
なんか、ワクワクします。
ちなみに、私・・・乗馬経験一切なしです。
それでも大丈夫だというので、怖々チャレンジです。
アンさん、途中で
「山登り疲れたでしょ?少し昼寝しましたか?」って聞いてくるので
思わず笑っちゃいました。
「起きてましたよ、シャワー浴びてただけ」
というと、へぇ~ですって。
「アンさんは、昼寝したのですか?」って聞いたら「寝てないよ」って。
なんか、面白い兄ちゃんです。
乗馬クラブの入り口まで連れて行って貰って、行ってらっしゃい!って置いて行かれてしまう。
えっ!?ええええええ・・・。
どうしましょ?と思いつつ。
「予約してた●●です、って伝えたら部屋に通されました」
書類に言われたとおりに記入した後「●●コースですね、こちらにどうぞ」と案内して貰いました。
あれれ?乗馬の前に支払いっていわれたのだけれど。
後でも良いか・・・。
という感じで、馬の前に行きます。
案内してくれる方は、若い子で20代前半かな?って感じのお兄ちゃん。
「この子は、バニーちゃん女の子です。とても大人しいので大丈夫ですよ」
と説明してくれて、さあ乗って下さい。
と、早速乗せられてしまった。きゃぁああああ。
座ると少し・・・腰痛いや。
取りあえず、少し腰を浮かせ気味で行きましょうか。
ほんの50m程度手綱を引いてくれただけで・・・自力走行。
す、凄く怖い!!でも、面白い!!!!
付き添いの係の方は、公道を横切る時に交通整理をしてくれる係の模様。
農道の様な、無舗装の道に入った途端。
誘導係の方が「じゃあ、僕はこの辺で楽しんできて下さいね!」って一言言って手を振って
消えていきました。あははははっ。
先導して下さる馬に、付いていくように躾けているらしく。
前の馬の歩調に綺麗に合わせて歩くバニーちゃん。
お陰で、私は初めての乗馬でも一人で乗れるという感じ。
先導の馬の方に、カメラを預けて使い方を説明します。
10日程前に、ダンナが乗馬しているので
「日本のNAGASAKIから来た、●●って担当されました?私の旦那さんで」
なんて話しをしてみました。
彼は、顔をぱっと輝かせて
「ああ!覚えていますよ、旦那さんなんですか!へぇ~!!
ご夫婦で来てくださって嬉しいです」
って、言ってくださって嬉しい気分になります。
「ダンナが、馬で早足で走れて楽しかったって喜んでいましたよ」
って伝えたら、楽しそうに笑って
「じゃあ、奥様も馬で駆けてみますか?」
というので、チャレンジしてみることにしました。
前の馬がパカッパカッ!っと早足になると、私の馬も一緒に歩みを早めます。
数秒で、早足で駆け出します。
きゃぁあああああ(><)振り落とされるぅううう!!!
50mほど走って「止まってください~!!お願い!!」ってお願いしました。
こりゃ、怖いわ。腰が痛く無ければ行けたでしょうけれど、ちょっと無理だ。
ゆっくり歩けば楽しいです。
*ちなみに、手綱の持ち方教わった通りにしたのですが・・・。
台湾のお友達に、この持ち方間違ってます!って指摘されてしまいました^^;*
サンセットライディングなので、そろそろ夕暮れ時です。
馬で歩いていると、ご近所の子供達が寄ってきて手を振ったりするので
何となくスター気分になれます。
夕日がよく見えるポイントに来たら、馬から降りて記念撮影のお時間です。
夕日が沈んでしまうまで、ここで夕日を眺めたり景色を撮影します。
付き添いの男性(名前を忘れてごめんなさい)は、日本語を練習し始めて半年とのこと。
色々と、言葉を使って私と交流しようとしてくれました。
思ったよりお上手!
良い日本人向けのガイドさんになりそうです。
基本英語ですけれど、充分やりとり出来ます。
少しずつ、夕日が沈み・・・。
遂に日没です。
あとは、ホテルに戻るだけです。
ゆっくりと時間を掛けながら、ホテルの入り口に到着。
奥さんと娘さんがお出迎えしてくれました。
お嬢さんは、馬が好きみたい。
到着したら、奥さんが苦笑いして
「乗馬代金ですけれど、担当の方が今日お休みとのことでして
集金出来なかったと連絡がありました。
明日、ホテル代と一緒にご請求させて貰って良いですか」
というので、お願いしました。
ついでに彼女曰く
「この乗馬インストラクターのガイドはどうでしたか?
もし、良かったらチップを弾んであげてください。
彼等、少ない収入しか無いのに頑張ってるのです」
というので、楽しかったしとても親切だったのでチップを弾んでお渡ししました。
彼は、馬を2頭連れて戻っていきました。
それを見送ってから、奥様が
「お夕飯、いつ頃お持ちしますか?今から支度して、お皿に載せてお持ちするで
構いませんか。30分くらい後でお持ちしますよ」
というので、ビールもお願いしました。
彼女曰く、yukiさんの分だけ頼んだつもりだったのだけれど。
アンが、勘違いして家族分も買ってきてしまったので人数割してご請求させて貰いますね。
とのことでした。ありゃりゃ、やっぱりアンさんの勘違いなんだ^^;
お部屋に戻って、冷房を付けてシャワーを浴びて。
荷物も、完璧にまとめてからお夕飯を待ちます。
明日、朝起きたらローカル市場に連れて行って貰って。
戻ったら、荷物を持ってチェックアウトです。
そうしている内に、奥さんがお夕飯を持って来てくださいました。
「ご飯を炊いたので、おにぎりもどうぞ~」ってびっくりでした。
まさか、カンボジアでおにぎりと梅干し、海苔の佃煮が付いてくるなんて(><)
私みたいに、日本食にこだわりの無い人間に貴重な日本米で作ったおにぎり。
そして、大粒の梅干しなんて・・・申し訳無いくらいです。
一緒に、お願いしていたサラダと炭焼きの豚肉です。
サラダはカンボジアでは、基本的にハーブと肉や魚などを混ぜた物を
サラダというらしいです。
「今日のサラダは、蟹みたいです」って笑ってました。
炭焼きのお肉は、温めると硬くなってしまうそうなので冷たいままですけれど。
そう仰って、手渡して下さいました。
で、ニコニコ笑いながら
「これ」と差し出されたのが、話しに聞いていた肉用のソースです。
そうそう、これ!試してみたかったのですよ!
ダンナが、ホテルに宿泊したときに食べたとかで。
「なんか、不思議な風味で癖になる」と言っていたのです。
お礼を言ってから、一人でお夕飯です。
それにしても・・・量が多い。
私、飲んだらほとんど食べない人なのです。
おにぎりは、小さいのが1個あったら充分なのですが^^;
大きい物が2つも、おにぎりだけでお腹いっぱいになりそう(滝汗)
絶対に食べきれなくて勿体ないので、おにぎりの小皿におかずを
持って来て取り皿みたいにして食べて手を付けないでお返ししようっと。
では、いただきま~す!!
プッシュっ!
ビールをグビグビ。幸せぇ~♪
カンボジアのビールはかなり美味しいです。
炭焼きの肉は、単純に塩を振って炭であぶって焼いてあるもの。
味の決め手は、ペーストです。
サラダは、ベースが青パパイヤです。
それに、色々な野菜が入っていて・・・風味が蟹風味。
蟹は小さすぎて、食べる所は無さそう(笑)
醤油ドレッシングみたいな味付けです。
さて・・・問題のソース。
正しく言うとディップ。
さあ、これは何でしょう?
答えを見る前に、写真を見て考えてみて下さいね♪
ベースは、昨日鍋で使った淡水魚を発酵させたペーストです。
それに、何かが入っています。
気にしなければ、これ風味が独特で気にせずに食べられてしまいます。
さあ・・・分かりましたか?
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想像出来た方は少ないと思います。
カンボジアでは、昆虫食が盛んに行われています。
蝉、ゲンゴロウ、蜘蛛、サソリなども食べるそうです。
ということで、これは「蟻」です。
蟻を捕ってきて、それをすり潰して淡水魚の発酵した物に混ぜ込みます。
蟻は、酸っぱくて不思議な風味があります。
予想以上に美味しいです。
ただ・・・プチプチするし、歯の間に蟻が入るのでちょっと食べにくい。
沢山食べて、食べきれなくて(笑)
やっぱり、半分以上お戻ししました。ごめんなさい!!
少し、ストレッチしてから就寝です。
明日は、カンボジア最終日かつ、楽しみにしていた超ローカル市場。
ワクワクしています。
(続く)