エクストリームフライト旅行記 その10

無事入国したものの、本当にこのジャカルタの空港ってよく分からないのです。
国際線から、国内線のターミナルに入るのに日本ではNGだと思われる経路で
逆走しないとならなかったり。

色々なラウンジがあるのですが、殆どが銀行系のカードラウンジだったりと。
よく分からないのですが、JCBカードの保持者向けのラウンジが有って
そちらで休む事にしました。

ところがですよ、なぜか・・・ここに入ろうとするとカードを切るのです。
しかも現地通貨の最小1インドネシアルピアをカードに加算するのが謎。

使用料は無料のハズなのですが、これだと有料ですよね。
まあ、別に気にする必要が無い金額ですけれどね。
日本円の1円以下なので(^^;

なんか、スッキリしないです。

しかも、中は満員。
JCBなのに日本人少ないし、ソファーに寝ている人も居るし(苦笑)
謎なのが、ミール類。

蠅らしき物が飛んでるし、綺麗じゃない。
しかも、取った人が妙な取り方するのか色々な所に食べ物が飛び散ってる。
置かれているカップなどの食器類が、ひびが入ったり、割れたりしてる(--;;

なんか食べる気にならないんだけど。
いや、食べる必要はないけれどね。

しかも、長袖着ても寒いくらい滅茶苦茶冷房効きすぎ。
余りに寒いから、エアコンの風が当たる所は人が居ない(^^;

しばらく、座るところも無いので利用して。
余りに寒いので、早目にラウンジを出て空港内をウロウロしていました。

そうしている内に、搭乗時間になりました。
ガルーダインドネシアの国内線に、歩いて搭乗です。

ちょうど、この時期はイスラム教とのラマダンの真っ最中。
インドネシアは、イスラム教の国なので・・・機内サービスを断る人多し。

まずは、飴が配られて。
ほぼ同時に、短い路線ですが軽食が配られます。

周りは、貰った軽食をバックにしまいこんでいる方が目立ちました。
ラマダンは、夜明け~日暮れまで食事を出来ないというイスラム教とのお祭りです。
ですから、日没と同時に宴会状態になるので・・・その雰囲気も楽しめそうです。

また、ラマダン中だけ売られる食事などもあるらしくワクワクしています。
ちょうど全世界的に、ISのテロの件があったりして。
注意は必要だという話しもありましたが、まだヨーロッパのテロの前だったので
そんなに危険は感じずに楽しめた感じです。

ちなみに、私は機内食いただきましたが(^^;
周りの視線が怖かったです。
もうすぐ日没ですから、皆さん早朝から食事してないのですよね。
厳格なイスラム教の方は、水も飲まないそうなので恐るべしです。

と言っている間に、あっと言う間にジャカルタから、ジョグジャカルタに到着。
もうすぐ日没、恐ろしいほどのイスラム教徒の方からのわくわく感が伝わってきます。
皆さん、早く水が飲みたくて仕方がないみたい。

到着口の所には、水が山盛りになって置かれていて。
日没直後に、サッと水が飲めるように無料サービスのようです。

ターミナルに到着した瞬間、日没になったようで・・・。
皆さん、セールの時に入り口が開くのを待っていて走り込む客の様に水に群がります。
「うっひゃぁああああ~」と思わず小さな声で叫んでしまいました。

私の旅行前に、旦那が同じ経路で旅行をしていたのですが。
ホテルの関係でかなり苦労しました。
上手く予約が取れていなくて(ホテルのシステム認識不足)同じ事があると困るだろうと、
ホテルまでの送り迎え+日本語通訳業務もしてくれるガイドを単発で頼んであるので
そちらの方のお迎えをさがしました。

そして、出口で名前を掲げて待っているガイドさんと落ち合いホテルへGOです。
途中で、スーパーに立ち寄ってビールを仕入れていく予定だったのですが。
ビールを置いてあるスーパーを知らないそうで(--;;
(ガイドが可能な業務と言うところに、ビール調達とあったのに・・・。
 イスラム国なので、アルコールはNGですからなかなか見つかりません)

結局、時間を取られただけでホテルに到着。
築100年とか云々言う建物で、太平洋戦争時は日本軍に本部が置かれていたというホテル。
かなり老朽化が進んでいて、日本人には向きません!と
書かれていたけど無視してここにしました(笑)

旦那は、ヨーロッパ資本のホテルに宿泊したのですが。
ビジネスに便利なだけで、屋台などが無い地域だったので不便だったというので
私は観光に便利なホテルをチョイス。

ただし、ここのホテル外国客はほぼいない。
インドネシア国内からの客がメインというホテルで、色々な部分で水周りや冷房など
難がある事が多いと有名なホテルだとか。
アタシとしては、普段から高いホテルに泊まらないので平気で予約したのですが・・・。

ガイドさんに、チェックインしてもらって部屋に到着して
「不具合があったら、ロビーに居ますので電話して下さい。15分待ってます」
と、至れり尽くせりで苦笑いでした。

問題無かったので、そのままで居たら15分経ったらロビーから直でガイドから電話が
掛かってきた。ガイドの指示で、一つ一つ問題が無いかチェックして取りあえずOKと
なりましたが。

「トイレ流して下さい、床から水が染み出ませんか?」
「次ぎはお風呂、お湯が出るかしばらく流しっぱなしで」
とか、細かい指示が有りすぎて驚きでした(^-^;

写真だとかなり綺麗に見えますが、実は色々な所がボロボロ。
湯船が割れてたり、欠けてたり。
湯船の栓が、ゆする過ぎてお湯が貯まらなかったり。
(こういうときは、ビニールを噛ませるとお湯が抜けなくなります^^;)

枕元の机にある、電気類の操作ボードの鉄製部分がボッコボコに凹んでたりと。
まあ、笑えるほど目で見ると悲惨。
気にしなければ、目の前が屋台がズラーッと並んでいますし。
ショッピングモールも近い。
プールもあるし、何と言っても頭上を飛行機がブンブン飛んでる。
要するに、空港の滑走路の延長上にあって飛行機好きには夢のような環境。

文句無しですよっと♪

ただ、やっぱり前評通りです。
このレベルの治安で、この時間に女性が1人で(どう見ても外国人)出歩いて良いのか。
正直、個人的な体感でギリギリ感半端ない。

旦那も、微妙だな。
勧めないけど、出るなとは言わない自己責任で!と言ってました。

取りあえず、ホテルの外まで出て見て行けそうなら歩いてみるか。
お腹もすいたし、ということで気合い入れてGoです。

ホテルの前に、1人で歩く女性が。
私も、ヒジャブ(頭に被る布)があったら安心なのになぁ~。
欲しいなぁ~と見つめてしまう。

まあ、行ってみましょうか。

恐る恐る歩き出します。
視線が怖いよ。

歩いて行けば、地元の子供達(10歳くらい?)が子供通しで遊び回っているし。
スリやひったくりに気をつければ大丈夫そうだな。

バリとは、また全然違う食べ物が多いイメージ。
そりゃ、島が違うし細かく言うと人種も違うらしい。
ジャワ原人の島だからね(笑)

地元の人ばかりが買っている屋台があって、気になってジーッと見つめてしまう。
これ、何だろう?
ぱっと見、厚揚げみたいに見えるけど。

若い兄ちゃんが食べていたので、思わず「ねえねえ」と話しかけるあたし。
「それなに?」って聞いたら
「TO-FUだよ?知らないの、お姉さん日本人でしょ?」だって。
やっぱり、厚揚げというか揚げ豆腐だ!

「知ってるけど、えっ?インドネシアでもTO-FUって言うの?どんな味、辛い?」
って色々質問したら
「一切れたべさせてあげる、辛いよ~!多分、日本人は泣いちゃう」
とのことで、有りがたく1切れいただきました。

うん、揚げ出し豆腐と、厚揚げの中間って感じ。
イメージとしては、台湾の臭豆腐の臭い無いバージョン。

それに、醤油ベースのタレなんだけど。
確かに、ゴジラになりそうな辛さ。
うん、日本人だったら辛ーい!!!って涙流しそう。

兄ちゃん、アタシが辛いって叫んで悶えるのを期待してるみたいだから
芝居を打って差し上げました。残念ながら、アタシ辛いの平気なんですわ~。
むふふふふ。

「Oh!! It’s HOT!! Wao!!」
って叫びながら、口を開いて手で風を送るみたいにパタパタやってみた(笑)
目もしばしばさせて、涙目のフリ。
大いに盛り上がって、喜んでもらえました。ハイ。

こんなのも、旅の醍醐味の1つ。
「ありがとう!!バイバイ!!」ってひとしきり盛り上がってから、その場を離れます。
色々な屋台がありますが、アタシはしっかりご飯系を食べたいのよね。

裏路地の方が、暗いけれど食事系があるっぽい。
歩いて行ったら、見つけたのが日本で言う所の定食屋さん。

ただ、表示がインドネシア語。
分からないので、人の食べているのを見て指差して「あれちょうだい!」と
究極の意思疎通術を使います。
見ていると、どうやらドリンクは強制1杯らしいのでドリンクも注文。
海外に多い、食事とドリンクが同じ様な価格になるってシステムね。

無事、ご飯にありつけました(笑)

食べてたら、弾き語り(流し)のオッちゃんが来て歌い始めちゃった。
こうなると、お金を払わないとなので遠慮無く楽しむ事にしました。

まあ、日本でお菓子を買う程度のお金で満足してくれるので
歌も上手だし楽しんでも損はない。

食事も大当たりで、美味しかったので・・・。
ホテルの前で売っていた、珈琲屋さんで珈琲買って帰ることにします。

若い兄ちゃんたちが、お洒落な移動珈琲店舗やってます。
お値段もそれなりに高いけど、珈琲飲みたかったから良しとしますか。
お味は・・・う~ん、聞かないで下さいレベルでしたが。
まあ、そんなもんでしょう。

明日は、午後から本日ホテルまで来て貰ったガイドさんをお願いして
街中の散策に連れて行って貰います。

かなり疲れたので、早目に休むことにしましょう。
ホテルのロビー横にある、昔からのホテルの移り変わりの写真を見ながら部屋に向かいます。

少し緊張し過ぎたのか、軽く頭痛がして肩が痛いので(^^;
お部屋でマッサージ致します、というメニューに目が眩みますが・・・。
お願いするのに、英語使わなければだし。
待つのも大変なのでスルーすることに。
しかも、有り得ないくらい高い。ホテルだしね。

部屋に戻って、スリランカで買ってきたタイガーバームみたいなのをオープン。
首や、肩。
こめかみに塗り込んで、休むことにしました。

クローブの香りが強い、アーユルベーダのお薬かなり気に入った私でした。

(続く)

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エクストリームフライト旅行記 その10 への2件のフィードバック

  1. Kee のコメント:

    ホテルは本当に写真だととても良さそうに見えますね(^^)
    そして夜の屋台に1人で・・写真を見ているだけで緊張しました(^^;)
    しかし凄く賑やかな感じがしますね!

    • yuki のコメント:

      >keeさん
      ホテル、写真では分からないアラが多すぎて笑えます。
      雰囲気は、流石に歴史のあるホテルだけあって素晴らしいものでした^^

      夜の屋台に1人って、やっぱり海外をご存じの方だと緊張しますよね(苦笑)
      ここは、ジョグジャカルタで1番の繁華街です。
      賑やかというより、カオスに近い状態で喧噪の中にあります。
      夜は、有る意味少し怖いです。でも、楽しかったです♪

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