エクストリームフライト旅行記 その9

仮眠の後、奥様にお見送りをいただき空港までご主人に送って貰いました。
さあ、実はここから先が1番の「今回の山場」です。

いつもは、国際線の乗り換えのみで帰国する私。
今回は、インドネシアの国内線の乗り換えも待っています。

しかも・・・話しによると、ジャカルタの入国審査が危険だという。
先に旅行に行った旦那も、少し前にジャカルタ入国をした友人も入国審査官に
イチャモン付けられてワイロ要求に近いことをされた模様。
バリ島の入国は、こんな事無いのですけれどね。

やっぱり、バリは、観光で成り立っている島で。
ジャカルタは、ビジネス目的の多い土地。差がでるのでしょう。

旦那も友達も男性だからいいけど、アタシは2人と違って英語も不自由だし。
女だし、舐められたら終わり!さあ、無事に旅を続けられるでしょうか。

意外と知られていませんが、発展途上国の公務員は給料が少ないらしく。
権力を利用して、ワイロ要求だろうが、不正だろうが平気でやってのけます。
お金を取れそうな所をいつも考えていると言う状態。

某企業さんのFacebookでも、出張時にジャカルタで不正でワイロを取られそうに
なったと書いて有ったくらいで・・・こりゃ一筋縄ではいきそうにありません。

取りあえず、行かないことには旅は続けられないし。
ツアー客は狙わないだろうから、狙いやすい個人旅行は頑張るしかないです。

スリランカの空港で、眠い目を擦りながら出発を待ちます。
時差を考えると、日本はもう真夜中。
出発時は、日本時間だと3時半くらい・・・ここで寝たら終わりです。
何としてでも、起きていないと!!!
空港Wi-Fiで、Twitterなどを見て頑張ります(^^;

まずは、スリランカからシンガポールに飛びます。
シンガポールから、今度はジャカルタに飛びインドネシアに入国。
その後、ジャカルタから国内線に乗り換えて、ジョグジャカルタ(ジャワ島)に飛びます。

これが、この後の予定。
ジャワ島では、ボロブドゥール遺跡に行きます。
私としてみたら、大冒険です。

眠くて朦朧としながら・・・何とかシンガポール行きの機内に搭乗。
「ああ、そろそろ眠れる」
と、言うのは甘い~!
日本の航空会社は、深夜便のサービスは簡素化されていますが(笑)
今回の利用はシンガポール航空ですから、当然ながらフルサービスの開始です(^^;

嬉しいのか、悲しいのか分かりませんがド深夜に食事開始です。
食事時間が分かって居たので、ローカーボミールにしました。
こんな時間に、炭水化物入った食事なんて怖くて出来ません。

それでも、アルコールサービスと・・・前菜(笑)

そして、主菜の登場~!!わははははは!!!

オラオラオラ!とばかりに、出てくる食事に苦笑い。
当然デザートもやってきますよ。

嗚呼、フォアグラですわ。
美味しいんだけどね、なんか微妙に苦しい。当たり前か(--;;
有る意味、罰ゲーム感半端ない。

食べ終わった頃には、そろそろ夜明け~!って感じ。
あ、現地はまだ深夜ですけれど。
朝起きたら、シンガポール到着です。フライトログをお願いしたので。
可愛いSQ熊さんをいただきました。ありがとうございました♥

全世界で、いくつかある有名な航空会社ラウンジの1つ。
シンガポールのチャンギ空港にある、シルバークリスラウンジが使えるので
ワクワクしながら移動・・・と行きたい所ですが。

お腹いっぱい、まだ頭は半ボケ状態。
よろよろと到着~。

シンガポール航空は、ラウンジが2種類あり。
ゴールドの方は簡単に入れますが、シルバーの方はなかなか利用出来ないので
楽しもうという気分はあるのですが・・・何せ眠い。

頭を起こす為に、日本に居る旦那に電話をする事にしました。
電話ブースに移動して、変換プラグをくっつけて充電しながらSkypeで電話。

外では、スタッフがアフタヌーンティーセットをもってお客の所を回ってる。
ああ・・・アタシも食べたいのですが電話ブースには持って来てくれませんよね?

電話で、旦那にそう言ったら
「お前アホなの?お腹いっぱいでフォアグラになりそうよ!って言いながら
 まだ食うのか?いい加減、節制しろよ」
と、辛辣に笑われる。そう言われれば、そうでしたね(笑)

まだ、これからのフライトで食事が出まくるのに。
食べたら駄目でした。

目が欲しがるのですよ、特に女性は甘い物に弱いですから。

取りあえず、頭を起こす必要もあるのでシャワールームを利用する事にしました。
これで、頭をシャキッとさせます^^

シャワーを浴びたら、出発です。
さあ、問題のジャカルタが待っていますよ~!!

Let’s goですよ~。
恐れていないで、楽しまなくちゃね。
まずは、ウェルカムドリンクで乾杯!

ベースの料理は、ナシレマックですね(笑)
チキンビリヤニを頼んだのだけど、ナシレマックでも良さそうでした。

食事を待っている間に、何の映画が積んであるのかチェック。
妖怪ウォッチもあるのですね。

そんなことをしている間に、食事が到着しました。
美味しそう~!!!

付け合わせまで、本格的!

一口食べて、がおーーーー!!って言うほど辛い。
でも、美味しい。もう1つ欲しかったです。

食後に、カフェラテをいただいて・・・あっと言う間にジャカルタ到着です。

近いですからね、この路線。

さあ、行くぞ!!問題の入国!

ここの空港、とっても分かりにくくて。
入国カウンターまでも迷路。
インドネシア人用の入国審査は分かり易いのですけれどね。

入国の列に並ぶのですが、いつまで経っても前に進まない。
どうやら、1人1人ご丁寧にケチ付けている模様。
ビジネスで来ている方なんて、通訳付けてる。
そんなにここ、ヤバイのか!?

私の2組前の女性は、首を振って手で追い払われてた。
「えぇえええ、入国不可ってこと!?」恐怖で手がブルブル震えます。

前には、3人のサラリーマン。
なぜか、ここの国。グループだと一緒に入国審査できるらしい。

日本人だと一目で分かるのですが、やっぱりケチ付けられてる。
「●×△!!」って叫んで、書類をバンバン叩いてるよ・・・審査官(--;;
おーい、どうにかしてくれぇええええ。

先に通過した1人が、それを見て戻って来て英語で何やら主張してやっと
全員入国した感じ。うひょぉおおおおお。

次ぎは私の番です。
本当なら、パスポートと入国審査書類だけでいいはずだけど。
面倒なことを言われないように、旅行の為の諸々を全部バーン!渡してみた。

審査官、一つ一つを眺めて
「NO!!!」と、両手を挙げて首を傾げてお手上げって顔する。

やっぱりねぇ・・・やってくれるわ。
何が悪いの?よく見て貰える?と食い下がる。

「あんたの目的はビジネスだろ?」と言ってくるので「観光ですけど」と伝える。
それでも「ビジネス目的には、ビザが必要だから入国出来ない」と言い張る。

まあ、この人の目的は入国させるためのワイロなので「ビジネスじゃない」と
言い張ると「じゃあ、証拠を見せろ」と・・・まあ、質悪いわ。

ボロブドゥール遺跡の観光用の諸々の予約書をもっているので、勝ったな!と思いながら
真剣な顔をしながら(笑ったら駄目)サッと取り出して「ほら、観光でしょ」と言ってみる。

審査官の顔がピクッっとなったのを、見逃しませんよ。
それでも、仰々しく全部読むフリをして「仕方ないなぁ」みたいなニュアンスの
インドネシア語で叫ぶと・・・入国の判をバン!バン!と大袈裟に打って。

書類を置いて、上をバン!と叩いた上に、パスポートを投げて寄越す。
「行って良し!」ですって。アホめ!これだから、発展途上国は嫌いなんだよ。

無事入国、JCBのカードラウンジで一休みする事にします。
カードラウンジは、国内線のターミナルだというので移動します。
はーあ、疲れたぁ(--;;

無事入国できて、ほっとしました。

(続く)

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エクストリームフライト旅行記 その9 への2件のフィードバック

  1. Kee のコメント:

    凄いですね!時間が短くてもガッツリした料理が出て来るのですね。

    お腹いっぱいでも目が食べたい・・と言うの良く分かります(^o^)

    インドネシアへの入国審査そんなに大変だとは知りませんでした。よく主人はインドネシアにもシンガポールから出張していましたから。

    • yuki のコメント:

      >keeさん
      こんにちは、そうなのです。
      短くても、かなりガッツリと出してくるのがシンガポール航空です。
      航空会社によって、まちまちな気がします。

      結構、食べるのが好きなので美味しそうな物に目が無いです。

      インドネシアへの入国、ジャカルタはかなり癖があるようです。
      商用ならばVISAと書類をしっかりと揃えていけば、そんなに酷い扱いはされないのでは?と思います。ちなみに、後で書きますがビジネスクラスで出国するときは段違いの扱いを受けます。お金持ちに優しい国インドネシアの本領発揮です(笑)

      ご主人、入国に苦労されていなかったのでしょうか。興味のあるところです。

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