エクストリームフライト旅行記 その5

夜中の2時過ぎに寝て、目が覚めたのが4時頃。
牛がどうやら近くに飼育されているらしくて、も~ぅ。も~ぅ。賑やか。
日が出たら、南国の鳥達の大合唱。

でも、この手の騒音は平気。
寝直そうかと思ったら・・・。

台所が部屋の隣りで、ガタゴトと騒音開始。

トイレにも行きたくなったし、そっと部屋を出ると・・・。
奥様が早朝から食事を取られていました。
こっそりと、覗いたので気が付かれていないハズ。

その後もバタバタしていらっしゃって、お子さんの学校へ持って行く
お弁当を作っているのかな?
うるさくて、寝ていられないよ。
物音って、かなり響くのですよ。軽く、失敗したかな感も漂います。

常夏の土地で観光をお願いしているので、寝不足の上に猛暑を連れ回されたら
頭痛に悩まされないか不安になってきました。

その後も何度も起こされながら、ウトウトしながら、二度寝、三度寝をします。
朝食をお願いしてあったので、朝食の時間も伝えられていたのでごそごそと
起き出します。

「おはようございます」と奥様に声を掛けられて「おはようございます」と返事としましたら。
「牛、鳴いてましたよね。起こしてしまいましたか。すみません」

とのこと。

いいえ、牛より貴女の台所の音が・・・とは言えず「いえいえ、大丈夫です」と
寝不足の目を擦りながら散策に出かけます。

まだ、食事タイムには1時間ちょっとあります。

外に出ると、思ったよりまだ涼しい。

人の気配を感じて、そちらを見ると・・・ギョッ!?
昨日お迎えに来てくださった、ホテルのご主人が半裸で腰巻きだけで歯磨き中(--;;
(こんな感じ^^;腰巻きに器用に携帯挟まれていて驚き!)

家の旦那も父も祖父も、胸毛も無い人でした(^^;

おかげで、毛深い男性の半裸はちょっと引いてしまいます。
申し訳無いけれど相当ハンマーで頭殴られた系のショックを受ける私。

いやぁ、スリランカ侮るべからず!!!
結構、許容度が広がったと思ったのにここまでショックを与えてくれるなんて!!!
笑える。

私の姿を見つけて、ご主人「おはようございます!!」ってこっちに寄ってこられました。
きゃぁあああああああ(><)

でも、その辺は既婚者なので・・・30秒で慣れました(笑)

「涼しそうですね」って笑ったら「これ、楽ですよ。男性は皆こんな感じ」とのこと。
うん、きっと外でもこの状態遭遇しそうだから慣れておかないと(笑)

「散歩しようと思って、歩き回っても大丈夫ですか?
 あと、カメラとか人に向けたら失礼ですかね」
と、伺ったらニッコリ笑って
「大丈夫ですよ、道も単純なので迷いにくいと思いますよ。
 あと、カメラとかまだ珍しいから向こうから撮影して欲しいと言ってくるかもですね」
だそうです、ちょっとワクワクしてきました。

「そういえば、牛がいるんですね」
取りあえず、少し会話してみようと振って見ると
「あちらにいますよ、見て見ます?」
案内を買って出てくれました。ほぼ裏はジャングルっぽい感じです。

ホテルの裏に行くと、あ!牛が。
しかも、子牛も居る~♥

犬も一緒に繋がれていました。
牛は人間が怖いらしく、逃げるので余り近づくのはやめました。
この牛は、乳牛だそうです。
お家で飲む分は、この子からとるそうです。美味しそう。実は牛乳好きです。

牛小屋の裏にある、ジャングルっぽいのは・・・どうやらゴム畑だそうです。
一瞬「???」だったのですが。
ゴムの木で、ゴムの樹液を採る為の森なのだとか。
皆さんが想像しているより、ずっと大木で1本だけ立っていたら日本だったら
ご神木かと思う大きさです。熱帯の木の大きさは違いますね~!

どうやって、樹液を採るのかな?と思ったら・・・。
「この木は、幹にキズを付けると白い液が出てくるので下に容器を置いて置くのです」
そう言いながら、手に石を持ってガリガリとやって見せてくれる。

既にガリガリやって、何度も取るらしいので既に筋が付いています。

少しガリガリやった後、こんな感じで白い液が出てきます。

この白い液を、彼が手に取って「サラサラですよね、これをこうして・・・」と
指を擦って練っていくと・・・あら不思議!!!
ゴムになったぁああああ。

「やってみます?」というので、私も早速チャレーンジ!!
臭いは、ゴムっぽい臭いはするけどタイヤよりずっとマイルド。

面白い~!!!
大喜びする私が面白かったのか?庭を案内しますよ。
率先して、歩いて行くので付いていくことにしました。

どうやら、スリランカのお宅ではスパイスは自宅で栽培する物らしいです。
さあ、何だと思います?順番に並べてみますので、最後に正解を見てくださいね。

写真がイマイチなので、分かりにくいかも知れませんが。
①唐辛子~♪

②レモングラス~♪

③カレーリーフ
これは、葉っぱを幹から取って使います。

④シナモン!!!
これ、幹の皮を剥いで使うのです。
市販で売っているのは、剥いだ後に乾燥させた物だそうです。

お庭には、先ほどご主人の写真の時に手に持ってらっしゃった果物
ランブータンも成っていて驚きです。

その場でもいで、食べさせてくださいました。

さすが南国ですね。

他にもまだ小さいので分かりにくいですが、サワーソップだそうです。
ドリアンに似てる味とか言われたけど・・・どんな味なんだろう。
これは、お初です。
(実は、ペナンのナシカンダール屋さんで飲んだのがこのサワーソップジュースです)

他にも、庭にコーヒーの木が有ったりしました。

そして、面白いのがココナッツの木。
黄金ココナッツは、ココナッツジュース用で。
茶色いのは、ココナッツミルク用って教わったのですが・・・。
確かに色が違うけれど、両方ともよく分からないので聞いて分かったフリ。

取りあえず、ココナッツジュース用がこれらしいです。

あとで、両方とも手に取る事になるのですが・・・しばしお待ちを。
地面には、ココナッツの実が落ちて芽が出ていたりと自然豊かです。

一周案内してもらって、まだ時間があるので道を散策です。
どこもかしこも、緑に溢れていて不思議な気分になります。

トゥクトゥクが走っていますが、タイやカンボジアの物とは比べものにならない綺麗さ。

道ばたで、写真を撮りまくっていたら・・・。
トゥクトゥクがUターンして来て目の前で停まった!?

「貴女写真撮ってるの?じゃあ私を撮影してよ!」
と、全く知らないおばちゃま。思わず、大喜びで撮影させて貰いました。

この後も、色々な方に出会って写真撮ってとか声を掛けられ続けます。

皆さん、良い笑顔です。
こっちまで嬉しくなっちゃいますね。

そして、道を歩いていると・・・今度は知らないおばあちゃまに声を掛けられます。
良く良く聞くと「道に迷ったのか?」とのこと。

「いや、散歩しているだけで迷ったわけじゃないの」と説明するも
「ホテルに電話して、迎えに来て貰うからそこに居なさい」と、家の中に入っていってしまった。

ちょっ、ちょっと待ったぁあああ!!!
アタシはまだ歩きたいんだよ。

中から、英語が達者なおじいちゃまが出てきて携帯片手に
「電話しようか?」と言うので丁重にお断りしてお礼をしました。

ついでに、おばあちゃまと、お孫さんも撮影させて貰う。
ご親切にありがとうございました。

学校も綺麗だし、マリア像なんかもあって。
スリランカって、私が思っていたイメージと全然違うことに驚きます。

各家庭、お庭も広くて。
色々な自分が好みの果物を栽培しているみたいです。

ジャックフルーツがあったり

レンブが落ちているのでみたら・・・。

レンブの大木に実がなっていたりと素敵。

ある程度歩くと、やっと大通りに出ました。
何か面白そうなお店があるかな?とキョロキョロしていると・・・。
「yukiちゃ~ん!!こっちこっち!!」と日本語が聞こえてきました。

振り向くと、何とホテルのオーナ夫妻とお嬢ちゃんが車でこちらに向かってきます。
「今から、娘の学校に送りに行くのですが。一緒にドライブしません?」
だとか、もちろん歩いて戻るのも大変だし。
喜んで、車に乗り込みます。
それにしても、娘みたいな年齢の奥様に「ちゃん」付けされて戸惑い気味。

広い通りは、バスも通っていて・・・。
でも、入れないと掴まって乗っていたりするのは途上国のベースですね。

嫌いじゃないんですけど、私と娘さんと二人で後ろに乗ったのが運の尽き。
なぜか、保育士さん状態に。
「ねえ、ねえ、ねえ」と、玩具片手に色々と見せてくるので軽く車に酔う。
無事インターナショナルスクールに送り届けて、リターン。

なぜか、先ほど電話をしてくれると言っていた家に車が止まる。
クラクションを鳴らすと、先ほどのおばあちゃんが!?

実は、ご主人のお祖母ちゃまだとのこと。なるほどね、納得です。
あの辺りで、日本人がウロウロしていたら孫の客だと思ったということか(^^;

ホテルに戻ると「お食事にしますね」、荷物置いてきてくだされば準備できたら
お部屋に呼びに参りますので。とのことで、部屋に戻ってしばらくしてやっと朝ご飯です。

さあ、スリランカ料理ですよ。ワクワクです。

(続く)

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