ニュータウンの夜(旅行記5)

さて、そんなこんな言っている間に日も暮れ始めて。
涼しくなって来たので、ニュータウンに出発することにしました。

実は、事前にインド料理店がニュータウンにあると聞いておりまして。
バナナの葉(以降、バナナリーフ)にご飯やカレーを乗せて食べられて。
お代わり自由の南インドカレーが食べられるというお店があるらしい。

日本で知られている、インドカレーは基本北インドのカレーでして。
南インドのカレーは、最近出しているお店も多いですがまだ珍しいです。

ナンなど付いていて、入れ物の底が見えないカレーは北インドです。
南インドは、チャパティーなどの薄っぺらい焼いたナンみたいな物と。
蒸した米で、水と同じくらいの濃度の半透明な汁が幾つも付いてきます。

と言う訳で、そろそろスパイシーな物が食べたくなった我が家。
そのお店を探す事が、1番の目的になりました。
もし、お店が無かったり、シャターが閉じていたら中華の有名店があるので
そこで夕食にしよう!という話しになりました。

イポーのこの辺りの有名店は、全部中華系。
鳥料理と、モヤシの茹でた物にタレをまぶした物。
麺料理各種が有名らしいです。

でも、どうもスパイス感が無いので・・・食指が動かないと言う訳でして。

ホテルの外に出て、まずはびっくり!!
長いランチ時間が終わると、一斉にシャッターが降りてあれほどごった返していた
人混みも引いて。シャッター街に変身!人っ子一人居ない(笑)

このキッチリとした、線引きは日本人は見習った方が良いよね。
なんて笑ってしまったほど。
静か過ぎて笑えてしまう。

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本当に、どこも人が一気に引いた感じ。
一定時間になると、皆さんお家に帰ってしまうんでしょうかね。
まだ、日が暮れてきたとはいえ明るいんですが(^^;メリハリあるな。

地図で見たとおり、ニュータウン遠い!

しかし、ニュータウンに行くとかなり営業しているお店を見つけました。
ニュータウンには、コンビニも沢山。

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こんなお店もあって、何の店なのか気になって見ていたのですが。
見ていたら、どう見ても甘い物のお店。
日本で言う所の「ぜんざい」と「あんみつ」と「かき氷」を足して3で割った様な感じ。
好きな具を入れて貰い、甘そうなソースを掛けて。
好みで、かき氷が上にドカッと乗る。

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丁度お客さんがいらっしゃって、店頭のベンチが占領されていたので(笑)
ダンナが甘い物は食後にしたら?というので取りあえず見てるだけで
テクテク歩いて通りました。私の感だと、この手のお店は夕方で閉店だと思うのですけれど。
ま・・・良いか。

日が傾いて来たとは言え、かなり暑い。
なんだか、脱水気味になり飲み物を買おうとセブンイレブンに入ると
良くポスターの貼ってあるスポーツ飲料?を発見。

スポーツ飲料というよりは、脱水・熱中症防止って感じでしょうかね。

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色々な種類があって、微炭酸の物にしました。
この後、この飲み物が気に入ってしまい(^^;
こればかり飲んでいました!

思ったより遠かった、バナナリーフカレーのお店。
何とか現地まで到着!
片道1,5kmくらいでしょうか?

それなのに、嗚呼・・・それなのに!!

やっぱり、それらしきお店は全部シャッターが降りてる(涙)
予想はしていたけれどね。

引き返して、有名店が並ぶエリアに行く事に。

途中から、歩行者天国みたいになっていて。
お店の前に、ズラーッとテーブルが展開されている状態みたいで(^^;
遠くから見ても、あ!あそこだ!!と分かりました。

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上の写真の奥の方に、カラーコーン置いてあるの見えますか?
あそこから先が、歩行者天国です。

実際行って見ると、皆さんテーブルの上に沢山料理を並べて。
大人数で突きながら、豪華にお食事中。
というか、一皿一皿がかなり大盛り。一皿も食べられるか自信無いわ。

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まだ夕食には少し早いのに、この賑わい。

繁盛しているのは、美味しい証拠なのでしょうけれど。
何種類も並べて、大食い大会の真似はできません(><)
じっくり、少量を食べたい我が家には雰囲気合わないわぁ~!!
と、二人で同時に思った模様。

ダンナが何も言わず「なあ、どうする」というので。
「うん、もうちょっと歩いて見る?」と私。

だからこうやって「有名店」と呼ばれる店を、毎度スルーすることになるのよね。
出た!!必殺、有名店&繁盛店スルー。

駄目だこりゃ(^^;;
もっと静かなお店見つけようっと♪

取りあえず、来た道を引き返しながらウロウロ。
これ以上遠くへ行ってしまうと、疲れても戻れなくなりそうなので。

日暮れと共に、色々なお店に人が集まり始めているのですが。
混んでいるし、メニュー無いし。
混んでると、色々片言や身振りそぶりで聞いたりすると嫌がられそうだなぁ。
中華系ヤバそう・・・と、お互いに思っていた所に・・・面白い所を発見!!

広めの公園をコの字に囲む屋根のある、オープンスペースの食堂街。
まだ早いらしく、チラホラ開き始めている状態でした。
(写真は、完全に賑わっている時間の物)

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行った時は、こんな感じでした。

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疲れたので座って、フルーツジュースを注文。
所が、ここのネエやん。
「ジュース、いくら?」って聞いたら。
「2RM」
「じゃあ、一つ」
「・・・訂正、4RM」って言い直しやがった。

おい、今「・・・」の間に、「あ、観光客だ倍にしておこう」って思ったでしょ?
って思ったけれど、価格書いてないからね。文句言えないし。

なんか、いやぁーな気分。

ここのお店は、もう買わないよ。

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どこでも観光客値段あるけれど、注文してから訂正するなよ。

ということで、これの後。
明確な表記が無い中華系と、マレーシア系のお店では注文しないことになりました。

今まで旅した、アジアの国ではジュースといったら100%ジュースだったのですが。
今回、出てきたのはほとんど水・・・。
このお店が悪いのかと思いましたが、この後に何度もジュース頼みましたが
似たような物でした。マレーシアで、フルーツジュースは余りお勧めしません。

果汁を水と、砂糖で割って出している。
果汁10%とか20%程度の砂糖水です。ハイ。

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ただ、クソ甘いインスタントコーヒーや。
インスタント紅茶出されるより良いので、頼んでいましたけれどね。
席チャージに必要だったので。

マレーシアって、急激に発展してきて。
食が追いついて来ていないのか?
(材料などが高騰して、価格などの噛み合いが取れていない?)
なんて、ダンナと話したのはここだけの話しにしておきます。

ジュースのみつつ、夕飯どうする?
などと、少し失望しつつ話していたら・・・公園の中のお店がポツポツと開きだした。
じゃあ、ここで食べちゃおうか!と思ったのは言うまでも無いです。

ここって、モロ地元系でほとんどマレーシア語表示。
しかも、店主が英語が怪しかったり。

そんな中で、英語がお上手でとても親切な店主で。
価格表示もしっかりしているお店があり、速攻夕食を頼みましたとさ。

価格も安いので、これで美味しければ良いんだけど。

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「お待たせ~!」
って満面の笑顔で持ってきてくれたご飯がこちら。

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見た目もかなり気を使っている、地元系料理です(笑)
食べてみたら、美味しい~!!
多少スパイス入ってるっぽい味で、ガツガツ食べきってしまいました。

お隣の方がサテ(焼き肉の串料理)を頼んでいたので、食べたくてサテの屋台に突撃。
お夕飯も食べた後だし、二人で6本くらい有れば良いよね。
なんて、話していたので
「6本お願いします」ってオーダーしたら。
「ミニマムで、10本からだよ。ごめんね~」と言われてしまい撃沈でした。
食べたかったなぁ、サテ。

食べ終わって、少しのんびりしていたら。
最初のお店の店主さんが
「どうだった?口に有ったかい?」って聞きに来てくれて。
「美味しかったですよ、良かったです」って少しだけ会話。

ついでに、他のお店で食べたい物あったら通訳してあげるよ。
みたいに言って貰ったのですが、スウィーツばかり薦めてくれたので。
「ありがとう!もうお腹いっぱいです」と伝えてこの場を後にしました。

良かった!まともな食事にありつけて(*^-^*)
お店のオジチャン、ありがとうございました!!

と言う訳で、ホテルにリターン決定。
ニュータウンと、オールドタウンの中間地点は。
文字通り、本気で人っ子一人居ない状態。

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これって、ちょっとだけ怖いかも。

ただ、街灯もしっかり付いているし。
安宿が建ち並んでいて、宿の中には人の姿。

車通りもあるし。
まあまあ、大丈夫でしょう。
というか、我が家の近所より・・・明るいから(笑)

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ダンナ殿が、橋のうえで動画を撮っていたら
「お仕事おつかれさん!」みたいに声を掛けられていた(笑)
あのマイク、どうやら本職のカメラマンに見られるらしく。
この後、取り出すとピースしてくる人とか多数発生。
どういう意味では・・・今回は、結構面白かったです。

ホテルの近くが1番人が居なかったなぁ。
一瞬、ゴーストタウンかと思ったくらい。

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この後の時間になると、観光客向けのバーとか開いて賑やかになってきましたが。
思わず、静か過ぎて笑えました。

ホテルの敷地は、通路まで扉が閉められていて手持ちの鍵で開けないと
入れない様になっていました。有る意味、安心できるセキュリティーでした。
実は、立地条件などで少しセキュリティーが心配だったんですよね~(^^;

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かなり日が暮れて涼しくなったので、屋上の共有スペースでぐだぐだしつつ。
ハンモックにゆられながら、ネットをしたりとしていましたが。
途中から、お隣のバーが開き。
全開でクリスマスソングを流し出し、良い感じにBGMに。

そして、深夜近くなると出来上がっちゃった酔っ払いさん達が大爆笑。
いやぁ・・・賑やか賑やか♥

お部屋に戻ると、もっとバーに近いので会話の内容まで聞こえるレベルの
賑やかさ。私は気にしないで爆睡しちゃいましたけれど。
何時までやっていたのでしょうか。

アジアに旅行に行き、賑やかさが苦手な方はそれなりのホテルでないと
眠れないかも知れないですね。

賑やかさが苦笑いだったのですが、後日騒音レベルの音に悩まされるとは
夢にも思わず。良い夜をすごしました。

続く・・・(笑)

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ニュータウンの夜(旅行記5) への6件のフィードバック

  1. kei のコメント:

    果汁を水で割ってる、、
    マレーシアの水は大丈夫なんですか?
    下痢しない?

    • yuki のコメント:

      >keiさん
      マレーシアというよりは、どこの国でも(日本を除き?)水道水は雑用水であって、
      飲料水では無い。というイメージが強いと思います。
      余程の発展途上国の屋台でなければ、マレーシアくらい発展していれば
      水の心配はしなくても大丈夫だと思います(笑)
      お店で出される飲料に関しては、ミネラルウォーターで作られていると思います。

      ただし・・・我が家お腹が恐ろしく強いので。
      下痢が心配な方には、お勧めしませんが(^^;

  2. piyohiyori のコメント:

    こんにちは!
    yukiさんの旅行記、すごくしっかり書かれていて、どんどん更新されてるのに
    いつもすごいな~と感心します
    読むほうが追い付かなくて、申し訳ありません!!

    ランチ時間が終ると、町が人っ子一人居ない状況になるの、ヨーロッパでも同じ経験をしました
    スペインだったかな、シエスタの時間。店も閉っちゃうし、町に私たち以外誰も歩いていない!!
    そしてまた夕方になると、本当に同じ町?というくらい人が湧いてきて。。。
    日本にはない風習なので、おもしろいですよね
    確かにその時間は気が遠くなるくらい、暑かったような記憶です
    それにしても町にいたみなさん、その時間はいったい何をしているのでしょう?
     
    バナナリーフカレーのお店、残念でしたね
    目指していたお店が閉っていると、ガッカリですね
    ガイドブックを見ていくことがほとんどですが、定休日ではない日でも休みだったり
    行ってみないとわからないですよね
    でも返って別のいいお店を発見したり、それが旅行の楽しみでしょうか(^^♪
    満面の笑顔のご主人のお店、安くて美味しくて、よかったですね
    観光客の私たちにも、感じよく親切に接してくれるお店はいい思い出にもなりますよね

    • yuki のコメント:

      >piyohiyoriさん
      こんにちは!
      いつも旅行記にお付き合い戴き、ありがとうございます。

      文章を書くのが趣味でして、何よりも学生時代文芸部に所属していた関係で
      原稿用紙40~50枚くらいは平然と休み無く書き続けるスキルがあるので(^^;
      この程度の旅行記ですと、バーッと書き散らしております。
      できるだけ、堅すぎず読みやすく楽しい文章を心がけております♪

      さて、ランチ時間が終わると人っ子一人居ない。
      ヨーロッパでもそうでしたか。シエスタって言うアレでしょうか。
      面白いですよね。

      東南アジアでは、シエスタ的な物ではなく。
      暑い時間は営業しているのです。
      ランチタイムが、4時頃までなのかな?というイメージです。
      3時~4時頃にスコールが降り。止んだ頃に、夕飯前に閉店終了~!!
      って感じみたいです。朝ご飯の時間からやってますから、開店が早く
      閉店も早い。夜は営業しないスタイルのお店が多いです。
      (有名店や観光客向けのお店は除外して)

      それなので、夕食を食べられるお店を探すのに非常に苦労しました(笑)

      そして、バナナリーフカレーのお店。
      残念でした。
      実は、翌日開店している時に行ったのですが。
      鼻が危険を察知して(少し腐りかけた臭いがしたので)入店は見合わせました(笑)

      日本の様に、定休日を決めていても自己都合や気分でお休みや営業って
      お店が海外では多いですからね。
      (ちなみに、高知県内は同じスタイルで定休日は有ってない感じ^^;良くやられます・笑)

      仰る通り、目的に逢えなかったお陰で見つかるお店も多数。
      これが旅の楽しみだといつも思っています♪
      同じ感覚を持っている方がいらっしゃって嬉しいです!!!

      観光客だからと、ぼったくる人もいれば。
      観光客でも、親切にしてくれる方もいて。
      人間って面白いなぁ~と毎回思うのです。
      ありがとうございました!

  3. ヤス のコメント:

    葵ちゃん、ソークフードはお気に召しませんでしたか。(^^;

    パクチー嫌いな私にはマレーシア料理は食べられるかな。
    でもスパイシーな料理も好きだから微妙かも。
    テーブルチャージのドリンク、二人で一杯しか頼まないと一杯でも二人分のお値段になっちゃうですかね。
    日本の接客になれているとつっけんどんな接客だと嫌気がさしますねぇ。
    熱いところのドリンクは甘いのが多いみたいですが、台湾で飲んだお茶は甘すぎて吐きそうになりました。
    ねっとりした甘さで好きではないです。
    酸っぱいのも苦手なのでホワイトコーヒーもダメかも。

    例のマイク、役に立っているようですね。
    プロだと思われたら、少しは安全かな。(笑

    • yuki のコメント:

      >ヤスさん
      こんにちは!
      なんか、いまいち食べが悪いのですよ。
      葵って、食べず嫌い大将なので・・・食べたら美味しいと思うのですけれど。

      さて、マレーシア料理。
      それなりにスパイシーさはありますよ(^^;
      多分、普通の日本食を普段食べられているなら十分スパイス系の味に
      満足できると思います。醤油ベースの物もあるので、日本人の口に
      合う食事なんだろうなぁーと、勝手に納得してみました。

      テーブルチャージは、表面上はドリンク代です。
      ライブハウスなどのドリンク代別途必要ってあんな感じですね。
      飲まない頼まないという選択肢は無しです。
      頼んで飲まないはOK。

      接客については、比較的許容範囲は広いのですよ。
      だから、あからさまに嫌な顔とか、乱暴な対応されなければ大丈夫です。
      ただ、中華系の沸騰型のつっけんどんだけは苦手ですね。
      後のマレー系や、インド系の方はとても親切で大好きです。

      台湾も飲み物甘いですよね!正直マレーシアの方が倍くらい甘いです(爆笑)
      私は酸味の強い物大好きですが、ダンナはヤスさんと同じで
      甘い物や酸味の強い物は全部ダメ。

      それでも、1杯だけならホワイトコーヒー美味しく戴けると大絶賛でした。
      (ちなみに、他で飲んだコーヒーは不味いと言っていたので。
       ホテルの前のコーヒーに限ってらしいです^^;・謎)

      例のマイクは、二人で大爆笑しました。
      ほとんど9割以上の方が、業務用だと思われたみたい。
      私がNikonの一眼持ってますので、ペアで撮影していると思われるみたいです。

      撮影ご一行様と、時々遭遇しましたが・・・。
      なるほど、確かに動き似てる~!と思いました。
      安全性は高いですが、嫌がられる可能性も高いのでやっぱり都会では
      カメラでの撮影はしにくいですね(笑)

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