カンボジア　プノンペン旅行記（その５）

さて、前回のスパの予約のくだりから書き始めます。

前回のネパール旅行で、自分の英語の出来無さが嫌になり。
必死に英語をもう一度勉強した私。

今回は、出来る事は自分で話してみよう！ということでスパの予約を
フロントで英語でするという事にチャレンジ（笑）

必死に話して、姉妹ホテルに電話を掛けて貰って予約を取って貰い。
予約時間を聞いたのですが・・・。

やっぱり、英語苦手なんですよね。
日本人も英語は母国語でないし、カンボジアも英語が母国語でない。
お互いに母国語訛りがあるから、なかなか微妙な発音の部分が通じ無い。

「fifteen」 「fifty」なのか、聞き取れない（爆笑）

ダンナに、3時15分からだって。と伝えたら
「本当か？3時50分じゃないのか？」と言われてしどろもどろ。

「あのね、俺も良く仕事で時間聞かれるし。時間伝えるけれど。
　fifteenとfifty全然違う様で言葉で伝えると伝わらない事が多いから心配するな。
　恥ずかしい事じゃないから、しっかり聞いてこい」
いわれて、再度メモ持って
『3:15　3:50』と書いて、丸を付けて貰いました。
ダンナの予想通り、3時50分「fifty」の方でしたわ（汗）
わはははっ！

ということで、まだ時間まで1時間あるので(^^;
1度部屋に戻ってのんびりしてから出発する事にしました。

姉妹ホテルまで、歩いて10分くらいかな。
暑すぎるので、迷いたく無いからホテルで地図に印を付けて貰ってから出かけました。

実は、カンボジア。
物価が安いので、マッサージが物凄い安いのです。
足裏マッサージなんて、激安店だと1時間3ドルとか（笑）
怖くて行けませんけれどね。あはははっ。

一流店で、アロマオイルマッサージ受けても1時間で22ドルとか。
安いですよね～！！

＜価格はこんな感じ＞

日本だと、安くても1時間六千円＋税くらいでしょうか。アロマだと。
一流店だと、軽く福沢さん1枚跳びますからね～。
高級ホテルのスパだと2枚跳ぶ（汗）

折角だから、受けておきたい!できれば、高級店で。
ということで・・・。

事前に調べた所だと、有名なお店が2軒。
アディアディーと言うお店、ブリスというお店。
他は、ホテル内のスパが良いという話しでした。

マッサージ店乱立してますが、クチコミを見ると技術的には？？？な店が多いみたい。

ダンナは、アディアディーが良いかな？と言っていたのですが。
ホテルで予約出来るなら、と・・・ザ・パビリオンのスパにしました。

もっと言うと、私が調べた情報だと。
現在、プノンペンは日本で言う所の高度成長期状態でして。
至る所で、工事中。
お店も、開けた場所へ、交通の便が良くなった場所へと移動ラッシュだそうで。
全く、ネットの情報が宛てにならないほどの状況だと聞いていたので。
分かる所に行くのがベストだと思ったのもあったのです(笑)

歩いていて、驚いたのが・・・調べて置いたブリスというマッサージ店が
ホテルの歩いて1分の場所に移動していたこと(^^;

これって、こっちの方が良かったんじゃ無い。
ってくらい、近い。

ただ、このブリスってお店。
事前情報だと、在カンボジアの大使館の駐在員など。
そういうハイクラスの人達の社交場みたいなんです。

我が家みたいな、一般人が入れないほど敷居が高いのでは？と(笑)
ダンナが、嫌がったので候補には入ってなかったのですよね。あはははっ。

すみません、スパに暑苦しい女なので(^^;

テクテク歩いて行くと、あら近い～！
あっという間に、ホテル発見！！

警備員が居るほどのお屋敷街の一角に、やっぱり入り口に警備室があるホテル。
ほらねぇ～、絶対にアタシはこっちのホテルが良かった！
象の置物が有る方は、別のお店です。手前のゴールドのプレートのある所です。

それを見たダンナ、入り口で姉妹ホテルからきてスパ利用と申し出て
入り口をサッサと開けて貰う。おーい！待ってぇえええ～！！（笑）

走って、後を追う私に
「やっぱ、俺。こっちじゃ無くて良かったよ、落ち着かねぇぇえええ～」
ってヲイ・・・やっぱりなのかい。ガッカリ、というか良かったチョイス間違わなくて。

そして、プールの横を通り。

ロビーで、スパの予約を伝えて。

座って居ると、冷たいお水を出してくれて。
扇風機回してくれて
「今、施術中なので15分ほどお待ちください」
と、丁寧に説明してホテルの方が戻っていった。

どう見ても、家の宿泊ホテルと格が違うじゃーん。

まあ、宿泊先の1番高い部屋を頼んだ我が家。
こっちのホテルだと、あの価格だと1番安い部屋なんですけどね。あはははっ！

しばらく待つと、スパの方が迎えに来てくださりスパに移動する事に。
至れり尽くせりで、ゴージャスな気分。

私はオイルマッサージでマッパになるので、ダンナと別の部屋かと思いきや。
夫婦なのを分かっているホテル、ペアで施術出来る部屋に通してくれて。
2人で、ベッドを並べて受ける事になりました(笑)

ダンナは、普通のマッサージなのでお着替えです(^^;
「お前、裸なの？マジ？うわははははは！」ってダンナ大受け。うるさいちゅーの！

と言う訳で、1時間のスパ開始です♪

私は静かに受けたかったのですが、ダンナと一緒だと・・・。
そうは、問屋が卸さないです。

「奥様のオイルには、蜂蜜を混ぜてあってお肌のコンディションを整えてくれます」
と説明してくれるのだけれど(^^;

ダンナが、黙って居る筈無し。

「ハニー！？オー、マイハニー♡」
とか、チャチャ入れ開始。

ダンナを施術しているお姉ちゃんも、調子良くて。
「それを言うなら、オー、マイダーリンでしょ？」って大笑い。

こんな調子で、英語の掛け合い漫才が延々続くお隣。
参るわぁ・・・この人たち。
可笑しくて、可笑しくて、リラックス所じゃ無いつーの！！

そんなこんなしている間に、ダンナの方は激しい施術になったらしい。
（私は下を向いていたので知らない・笑）
「手を頭の後ろに置いてください・・・行きますよぉ～」
とか、声がしたら。

ダンナの絶叫が（爆笑）
「ウゴッ！ウガアアアア！」
関節がゴキ！ゴキゴキゴキ！！！

涼やかなお姉ちゃんの
「大丈夫ですか？痛く無いですか？」の声に、堪らずダンナ
「ヤベエ」と日本語でつぶやく。ぷぷぷぷっ。

クメールマッサージって、タイ式＋カイロみたいな感じなのかな(^^;

その後も、ダンナの絶叫とバキバキが続き笑いが止まらない私。
もう、リラックス無理！！あははははっ。
ダンナが「ぜーハー」言ってる声だけで、笑えてきてしまう。

あっという間に1時間終了。

まあ、アロママッサージというよりは。
オイル使って、筋肉気合い入れて揉み解しました♡
って感じの、オイルマッサージでございました。

いや、アロマ頼んで施術者がベッドに乗って馬乗りになって体重かけて
マッサージするところ初めてだよ(^^;

まあ、かなり凝ってたし。
力入れて貰って、気持ち良かったので満足ですわ♪

部屋の中には、チップボックスが設置してありました。
元々、カンボジア自体にはチップという概念は無かったのですが。
観光産業が盛んになってくるにつれて、元フランス領ということもあり。
チップを欲しがる様になったのだとか。

取りあえず、箱の中に数ドルのチップを入れて終了しました。

しかし、なぜにドラえもんの時計が？とか突っ込みは無しですよね（笑）

アフタードリンクもついて、プールサイドでお茶をいただきました。
オッシャレ～！でした。

マッサージの後、かなり元気になったので夕方の町をブラブラする事に。

既にお腹空いた私。
「お夕飯今日どうする～？」とか聞いてました。

少しずつ、日も傾いて良い感じの雰囲気。

プノンペンにも、日本資本が入っているようです。
日本って、色々な東南アジアの都市造成に資金援助してるんですね。
お陰で、日本人というと物凄く大事にして貰えるので助かるのですが。
幾ら使っているんだぁ・・・と思ってしまいますわ。

皆さん、仕事終わってきたらしくて道も混み始めています。

近くのトンレサップ川（少し先でメコン川と合流している）で夕日を見ようかと
ウロウロして歩いていたのですが・・・。

大通りを越えないと川へ行けないのですが、ビュンビュン片側2車線。
全部で4車線をバイクや車、トゥクトゥクが途切れること無く走っている。

横断歩道も、信号も無し。これ、どうしろと？？？
どう考えても、渡れないだろう！？
でも、なぜに向こう側に人が一杯いるの？？？
悩んだのですが、命が大事なので無理して渡らずに引き返しました（笑）

帰りがけに、大通りを通行止めしてある場所を発見。

歩行者天国？何かやるのかな？？？とか眺めて居ましたが。
取りあえず、疲れたし暑いしホテルに戻ろうと言う話しに。

夕食は勿論、屋台が良いね！って話していたのです。
この時間になると、至る所に屋台がでていて気になって仕方ないのです。

でも、まだ夕方。

面白い事に、プノンペンって朝のメニューの屋台。
お昼過ぎると、おやつの屋台と、飲み物の屋台。
夜になると、夕食というよりは・・・飲みながら食べられるつまみの屋台。

という感じになるみたいなんですね。

夕方なので、まだ「焼きバナナ」とか飲み物のココナッツの実とか。
そんなのが多い感じです。

もう、部屋に戻って寝たい。だって、昨夜寝不足だし。

何か無いかな？と悩んでいたら、焼きそばらしきお店を発見。
速攻で、これに決めました。

取りあえず、何だか分からないし。
屋台は英語が余り通じ無いので、指さして「これ頂戴！」と意思表示。
屋台の方は「ワン？ツゥ？」って聞いてくれるので「ワン」といえば1つ出てきます。

ね、簡単でしょ。勇気を出すだけです（笑）

屋台の麺みたら、インスタント麺みたいだったので1つ頼んだのですが。
作って居る間によく見ていたら、鉄板の隅にもう1種類の麺を発見。

（手前に白い布掛かっている場所の下です、私が昼にチョイスしたうどんみたいなの）

追加で、焼きうどんも頼んで2つお買い上げです♪

熱々の焼き麺を2つ持って・・・。
ホテルの近くの1日を通して、何かを売っている半露店のお店をチェック。

おっ！旨そうじゃん。ってダンナが指差したのが、焼いているお肉。

ああ、これね(^^;
私はちょっとヤバイんじゃないだろうか？って思ってたのですが。
彼が食べたいなら買おうか？ということで2本購入。

お店の人に「これ何の肉？」ってダンナ聞いてるし。
お店の人は「水牛だよ～」って。
即答で2本頂戴！って返事してました。彼(^^;

後で確認したところ、単なる焼き肉だと思っていたみたい。
私は恐怖の事実を知っているのだよ。

料理する人しか分からなかっただろうけれど。
この肉、朝歩くと道ばたに生で干してあるの(^m^)
しかも、炎天下に。だからハエたかりまくり。

その肉が、干し終わった所で（早い話ジャーキーもどきね）、炭火で焼いて
お酒のつまみにしているみたいなのよ。
聞いてくれないから、黙ってたけれど。

その、乾し肉。
注文したら、大きなまな板の上でこん棒でバンバン殴って肉の線維切って
食べやすくしてから・・・再度、火で炙ってお渡しでした。

これにて、本日のお夕飯の仕入れ終了。
サッサとお部屋に戻って、ベランダで夕食開始です♡

ダンナが注文したのが、インスタント麺の焼きそば。

私の注文したのが、カンボジアの焼きうどん。

焼きそばも辛かったですが。
焼きうどんの辛さは、刺激的でした♡

購入するときに、観光客だと分かったらしく
「辛さどうしますか？」って聞いて貰えたのだけれど（といってもジェスチャー^^;）
全部入れちゃって！とお願いして良かったです。

唇がヒリヒリする素敵なおいしさでした♪

後で、写真見てダンナが「この写真だと、俺・・・完全に駄目人間」って
言ってたお食事風景。ベランダでお食事しました♪

水牛の肉は美味しかったのですが、乾し肉なのでかなり硬くて。
ダンナ「俺、硬いの苦手」とか笑っていました。

まあ、どれもこれも・・・しっかり火を通してあるので。
お腹緩くなるどころか、暑くて水分補給不足で硬くなってしまったくらいで
全然大丈夫でした。

疲れてしまったらしく、食事の後。
シャワー浴びて、2人とも朝までぐっすりでした。

翌朝の予定も、何も立てず。
その日になったら考える・・・という我が家のパターン通りの旅行になってきました。

続く（笑）