ネパール旅行 その12

部屋に戻って来て、アサン市場で購入したネパールの服を着てみることにする私。
実は、ここのところ洋服を洗うと雨が降り。
半乾きだったり、洗う時間が無かったりで洋服に困っていたので丁度良かったのです。

今回購入した服は、すでにある程度縫製してあって、
最後にウェストやバストを測って合わせてくれるセミオーダー形式の物でして。
ズボンも裾を合わせてくれるから大丈夫ということでした。

本来、お店で入るかどうか試着してくるべきなのですが・・・。
試着室が無いので、部屋で着てみてください。
皆、これで作って居るから大丈夫。

というので、出して見たのですが・・・。

ワンピースを着ようとしたら。
あれ?

あ・・・ああ?

う・・・嘘ぉおお~!!

どう頑張っても、これはファスナーが無いと入らないくらい体のサイズぴったり。
って、をい!ファスナーの無い、伸縮性の無い記事のワンピースをウェスト絞った
形に作ってどうやって脱ぎ着するよ(><)

と言う訳で、ガイドさんに電話をしてみる。

ガイドは私が着方を知らないと思ったらしく
「ホテルのロビーのお姉さんに、着方を聞いてみて下さい」と電話をブチっと切りやがった!
だってさぁ、これ・・・頭の上から被る以外にどうやって着るんだってーの。

と、思いつつ。
ホテルのロビーのお姉さんに聞いて見る。
もちろん、かなり笑われて
「頭から被るだけですよ。足はスパッツみたいにして履いて下さいね」
とのこと。そうだよね、どう考えてもそうだよね。

そう言われれば、街ですれ違う女性たち。
全く同じスタイルでワンピースを着ていたけれど、ほぼ全員ボンレスハム状態で
無理矢理引き伸ばして生地がはち切れんばかりに着ている。

ということは、これは無理矢理着ろ!と言う事なのかも知れんねぇ。

無理矢理、服を着ようとする私に旦那が
「破れるぞ!」と大爆笑。

大汗掻きつつ、無理矢理着たら。
まあ、着ちゃえばね・・・胸を張って両腕を後ろに引っ張れないくらいキツイけれど。
このくらいのタイトさで、街行く女性レベルのぴったり感なんだよね。
ホンマカイナ(--;;

これは良いとしても、問題はパンツ。
裾は、全く最初のまま切らずに寄越したらしい。

でもでも、伸縮性の無いぺらぺらの生地。
足をどう入れても、絶対に通らない筒の太さ。

グッ!と押し込めたら、ブチっと縫い目が切れた。

こういう事が無い様に、ガイド連れて行って仕立てたのに。
何やってんだよ、アタシ。

ということで、再度ガイドに電話。
ガイドは超嫌そうに「もう帰ってきてますから、そこまでの足代が」
とか拗ねてどうしようも無い。

「じゃあ、どうすれば良いんですかね。着られない物は意味が無い。
 貴方が紹介した店で、しかもサイズ間違えない様に通訳してもらったのに
 意味無いです。泣き寝入りですか?」

と、言ったら。またブチッと電話を切られる。
ヲイヲイヲイ(爆笑)

諦めて、ズボンの裾を足が入るまで縫い目を解いて無理矢理着られる様に
してしまいましたよ。もうどうにでもなれ!
こちらで、着られれば良いか。

と、着てしまってから
「今、そちらに向かっていますから。30分くらいでつくので待っていてください。
 お店に行って、直して貰いましょう」

って・・・あのぉ、これから観光に行くのですが。

ネパールって道が悪いので、物凄い渋滞なんです。
しかも、お店までまたあの治安の悪い場所を通らねば成らず。

さすがに「もう良いです!」と断りました。
彼曰く、ロビーの方に近くの縫製店を紹介して貰って事情を話して
直して貰って下さい。お金はこちらで負担します。

というのだけれど、そこまで英語が堪能では無いので・・・。
しかも、観光出来る時間が限られているのに。
勿体ないので、諦めて損切りすることにしました。

ということで、最後までガイドとはトラブル続きでした。

ただ、こちらの縫製品って物凄く良い加減なので(笑)
縫い目解いても、全然普通だし。
サイズ合ってないのも、よく分からない感じだし。
(ネパール女性の着方が、ボンレスハム状態が普通なので)
もう、やけっぱちでそのまま着ちゃうことにしました!

旦那が撮影した写真に、なぜか写り込んでいる私。
ぱっと見、普通ですよね?(爆笑)
と、同意を求めてみる(^^;

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実は、膝から下が細すぎてかなり引き攣っていて。
苦しいし、胸部分がパンパンで息するのが大変なんですが・・・。
見た目は普通みたいです(爆)

ということで、この服で散策開始です。
男性は殆ど、洋服なのですが女性は大人になるとこの手のネパールの服か。
結婚すると、サリーばかり着るので私くらいの年齢で洋服を着た東洋人はかなり
目立つので有る意味で保護色ですね(苦笑)

ついでに、私はロングヘアーなので。
ネパールの女性は、髪を結んでひっつめている方が多いので。
私もそれに習って、髪をひっつめて見ました。

さて、目立たずに行動できるでしょうか?

実は、ここで面白い逆転現象が起きました(笑)
私って、南アジア~東南アジアに行くと日本人に見られる事の無いのです。

さあ、この衣装を着たら・・・どこの国の人に見えるでしょうか。
ということで、問題です(嘘)

実は、飛行機撮影でしこたま日焼けして。
尚かつ、水不足のネーパール。
面倒で・・・化粧しないですっぴんに強力日焼け止め塗っていた私。

どうやら、現地人も分からないほどネパール人化していたようです。
ですから、妙な東洋人@旦那(中国人ぽい)がネパールの女性連れてる。
という感じに見られたらしく、今度はじろじろ見られるのは旦那になりました(爆)

ただ、私の背が高すぎるのでガン見されるのは変わらないですが。あははははっ。

ちなみに、ホテルの庭にある離れでボーッとお庭を眺めて居た時の事です。
上から見た絵ですが、中庭の離れはこちら。

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ホテルのマム(経営者さんの奥さん)だと思うのですが、受付のお姉さんに
こちらを見ながら一生懸命何かを話しているのです。

最後には、大きい声をあげてリアクション。

さすがに、近いので聞こえました。
「ジャパニ!?」
そして、二人で爆笑。

ニコニコしながら、私の所へ来て。英語でワーッと嬉しそうに喋られました。
「私ね、なぜここにネパール人が居るのかと思って受付の女性に聞いたのね。
 そうしたら、貴方が日本人って言うじゃない。驚いたわ~!

 どこから見ても、ネパール人よ。とてもその衣装お似合いよ。
 本当に日本人なのよね?ネパール人に見えるわ!」

って(笑)
思わず、私も苦笑い。
とても綺麗よ、似合うわと褒めてくれるのでお礼を言いつつ。
自分のリスニングが出来ても、スピーキングの出来無さに苦笑い。
「スミマセン、英語で話すのが得意では無くて・・・」とお詫びしました。

と言う訳で、これから先。
私は、ずーっとネパール人に間違われる羽目になります。
実は、この衣装着て日本に戻ってきたのですが(爆笑)

ネパールの空港のボディーチェックのお姉さんにもパスポート見て
「ネパール人じゃないの?驚いた、日本人?ネパール人に見える!」と話しかけられ。
バンコクの空港でも
「あれ?日本人?ネパール人じゃないの?じゃあ、コンニチハァ!アリガト!」
って笑われるし。

どうやら、私はネパール人に見えるらしいです(爆笑)
CAさんも、最初は分からなかったみたいですよ。直ぐに日本語で喋っているのを聞いて、
日本語で話しかけてきましたが。

飛行機が一緒だったネパール人ご一行様は、ずーっとこっちを不思議そうに見て
指さして話していました。ハイハイ。

私は、日本人には見えない風貌らしく・・・海外に行くたびに、国籍が変わる模様です。

と言う訳で、今日は趣向を変え。

今回宿泊した歴史的建造物である、ネワチェンというホテルの中をご案内したいと思います。

1つだけお詫びしたいのが、ネワチェンに到着して間もなくカメラのバッテリーが異常を示しまして。
(翌日、早朝散歩の前に異常を直すのに成功したのですが。)
旦那のミラーレスで、撮影したので近い場所の撮影があまり出来ていません。
雰囲気がお伝えできるか、頑張って見ますのでお付き合いくださいね。

まずは、外観から。

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パタンの主要道路に面しており、ホテルは人通り&車通り共に激しい場所にあります。

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ネワ=ネワ族 チェン=家 と言う名前で、
ホテル名はそのままの体を示しているそうです。
ユネスコの協力によって、蘇った古民家です。

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昼夜の写真が混ざりますが。ご了承下さい。

さて、ここのホテル。
古民家なので、敷居が思いっきり低いです。
多分、160cmあるかないか。
「頭上注意」とどこにでも書かれています。

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実は、注意散漫な私は2度ほど滞在中に頭をぶつけています(^^;
良く当たる方がいらっしゃる様で、ゴム?ウレタン?の保護がついているので大丈夫でした。

入り口を入ると直ぐに、ロビーです。
中庭にも面していて、とても素敵でしっとりとした雰囲気です。
柱の彫刻も素敵です♥

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ロビーで振り返ると、こんな感じです。
夜撮影したので、玄関が門限で閉じていますが・・・入り口わかりますでしょうか?
この階段から、客室に行くのです。

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入り口には、石版が置かれていましたが・・・。
読めません(苦笑)

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中庭からロビーを見るとこんな感じです。

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階段を登っていくと、客室です。
ドアがゴツイです。
かんぬきタイプで、外出時は鎖を錠を使って施錠します。

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内側から見ると、こんな感じ。
在室時は、このかんぬきを差し込みます。

DSC_9118

我が家が泊まった部屋は、比較的入り口が高いのですが・・・。
それでもかなり低い気がします。
パンダリカって、どういう部屋の名前ですが気になって聞いて見ると
「ロータスです」とのこと。

蓮の花という意味ですか、かなり高貴なネーミングですね^^。

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敷居と天井の高さを分かって貰おうと、入り口で旦那に立って貰いました。
(ちなみに、我が家は蚤の夫婦なので旦那の方が小さい^^;)
客室の入り口は、多分155cmくらいしか無いかも。
私たち、小柄な日本人は大丈夫ですが白人さんは辛いかもです(笑)

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部屋を入ると、トイレとシャワールーム。ここは、湯船はありませんが
トイレはトイレ、洗面所はトイレと一緒ですが広いので別って感じですし。
シャワールームがあり、シャワーカーテンもある。

シャワールームには、椅子があり。
シャワーヘッドは、可動式で手に持てますし。
椅子に座ってシャワーも出来ます。
しかも、湯量も温度もバッチリ!久しぶりに気持ちの良いシャワータイムを過ごせました。

DSC_9090

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我が家は、デラックスルームを頼んだので(笑)
かなり広いですが、レンズの関係で撮影出来ず。
お客様が居ない、お部屋を撮影させてもらいました。
多分、一番狭いお部屋かな?

こんな雰囲気です。

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ベッドには、天蓋はありませんが。
蚊帳が設置されていて、窓には網戸もあり。
蚊に悩まされずに過ごせます。

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室内の壁には、飾り窓?が作られており(上の写真にもあるのが分かりますか?)
美術品が飾られています。

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床は、藁で作られたゴザが敷かれていて畳みの様にゴロゴロと転がって
過ごせるのが日本人には喜ばしい事です。

ちなみに、ゴザの上に座布団と円柱型のクッションを組み合わせてソファーもどきに
仕立てて置いて有り。床生活だったことがうかがえる感じでした。
(分かりにくい写真ですみません・汗)

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ウェルカムフルーツに、ミネラルウォーター。

タオルもしっかりと用意されています。室内に、荷物置き場もあり。
荷物置き場の上には、ネワ族の家らしく保存食材も飾られていました^^♪

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さすが、日本人が関わっているだけあります。(ネワチェンのプレートを読んでね♪)
完璧過ぎて、アラを探せません!!

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問題は、(私たちには問題無いですが)この天井の低さかな?
180cm以上の身長の方には、部屋でも普通に歩けないかと(汗)
旦那に室内で、天井に手を伸ばして貰いました。

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あ、旦那が頭につけているのはヘッドライトです。
計画停電中に撮影したので、怪しいのはご容赦下さい(笑)

上の階には、食事が出来る場所があるようです。
何も言われなかったのですが(^^;聞き逃した?
食事の時間と言われた時間内に、そこに行けば食事が出ると思われます。

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同じフロアーには、PCルームもあります。
全客室8室だったかな?なので、1台しか無いのも頷けます。

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ちなみに、部屋の鍵はこんな感じ。
ネパールにしては、めっちゃお洒落さん♪

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ということで、次回はパタンの街をご案内します。
お楽しみに!

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